平成25年度第4回光テクノロジー応用懇談会を開催しました。2013.11.29

説明会・見学会名 千歳科学技術大学ナノテクノロジープラットフォーム新装置披露会
(第4回光テクノロジー応用懇談会)
 
場 所 千歳科学技術大学 研究棟
主催者 千歳科学技術大学 PWC
日 時 11月25日(月) 16時30分〜18時20分
参加者 市内企業、市外企業、研究機関など約70名
 
(披露会内容)
 
(1)ナノテクノロジープラットフォーム事業新装置披露会について
千歳科学技術大学 カートハウス教授

・科技大では、平成24年度から文部科学省の採択をうけナノテクノロジープラットフォーム事業を実施している。
・本事業において、大学にある最先端の装置を企業などに利用していただく環境を整備した。
・また、本年度においては、従来の装置に加え、「分析電子顕微鏡」と「ラマン顕微鏡」を新たに導入し、科技大の有する装置の充実が図られた。
・本日は、それぞれの装置について、専門家による説明及び見学会を実施するので、今後の装置利用の参考としていただきたい。
 
(2)新装置説明会
 
「ラマン顕微鏡」
レニショー(株) 三浦 一郎 氏

・この度科技大に納入した装置は、ラマン顕微鏡のうちでも世界最強の装置である。
・ラマン顕微鏡の特徴としては、「試料の前処理が不要」「非破壊」「非接触」「深さ測定が可能」「透明容器、溶液中の測定が可能」「2D、3Dでのイメージングが可能」という特徴を有する。
・本装置は、従来、可視光の532nm 近赤外785nm の2つの励起レーザでの測定に加え、紫外 325nmで励起レーザを用いた散乱で測定・分析できる装置である。
・励起レーザを用いたラマンスペクトルから得られる情報としては、「分子構造」「温度」「配向」「結合」などがある。
・ラマンアプリケーションとして、シリコンやケイ素のストレス解析、太陽電池材料の分析、微小異物分析が可能である。
・生体細胞のラマンイメージングにおいては、がん細胞や金組織の分析も可能であり、生きている試料を用いたイメージングも可能である。
・このようにラマンイメージングでは、様々な資料の測定・分析が可能であり、多くの方々に活用していただきたい。
 
「分析電子顕微鏡」
日本電子(株) 小倉 一道 氏

・この度科技大に納入した電子顕微鏡は、試料からの発生する電子を検出し、ディスプレイに表示する走査電子顕微鏡である。
・本顕微鏡の特徴は、「試料の表面観察を行う」「倍率は、10倍〜数十万倍、大きな焦点深度を有する」「解像力は数nmから10nm」である。
・僅かな電力でも、超高分解能像観察ができうる精度を有している顕微鏡である。
・高感度高分解能が行える顕微鏡であるため、活用願いたい。
 
(3)新装置見学会
参加者のうち、市内企業、市外企業、研究機関に限定した約30名が、2班にわかれ、それぞれの装置を見学した。

 
(4)その他
説明会・見学会における主な質疑について
 
【質問】装置の使用料はいくらか?
【回答】成果公開の場合は、日額5,000円、年額50,000円である。
 
【質問】ラマンイメージングにおいて、生きた試料が使用できるとあるが、動いている試料では分析 ができないのではないか?
【回答】動きが少ない試料であれば、そのまま測定・分析できるが、動きが大きい試料の場合は、麻酔をかけるなどの対策が必要となる。