ソフトウェア・コンテンツサービスクラスターsoftware


ソフトウェアやサーバシステムだけではなく、「サービス」までつくること

教授・博士(理学)小松川 浩

■専門分野知識工学(知能アルゴリズム)、分散処理、IC教育システム

■慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業

■慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻博士課程修了

AI・WEBを活用した大規模データ活用型のeラーニングシステムの共同研究

AI・WEBを活用した大規模データ活用型のeラーニングシステム(※1)を研究しています。
コンピュータが自動的に似ている問題を選んでくれて、過去の学習者の学習状況を解析し、不適切な問題も探して排除してくれるといった仕組み(アルゴリズム)を研究しています。この仕組みが確立すると、学習者のレベルに適合した教材を自動的に提供できるようになるため、テスト作成時の生産性が激的に向上することが期待できます。
また、この仕組みを自社システムに実装して活用したいと民間企業から要望があり、現在、勉強会などで情報を提供しています。
 
さらに、AIを活用した大学向けの学生特徴分析システムや、自然言語処理(対話)系のシステム開発について、オープンシステム(※2)を用いてどこまで実現できるかを研究しています。サービスを提供する側の企業が、オープンシステム・オープンソースを活用することで、自社製品の信頼性・柔軟性の向上、コスト削減など、様々なメリットが生まれ、最終的にエンドユーザーに対し、より価値のあるサービス提供ができると考えています。

※1「eラーニングシステム」インターネットを利用して行う教育システム。本学では学内用のほか、小中高大連携用、一般向け用を運用しています
※2「オープンシステム」コンピュータの世界でオープン標準に準拠したソフトウェアや、それを使用しているコンピュータのこと


道路異常投稿システムの開発

千歳市の道路に関する問題を市と市民の間で共有ができるシステムを研究・開発しています。
これまで、千歳市の道路について「路面が荒れている」「設備の破損」「積雪の状況」などの問題があった際、その問題に気がついた市民が市に報告し、解決後は市から市民へ返答するという一連のやり取りを主に電話にて行っています。
 
口頭では場所・状況が把握しづらく、市民からの報告が重複するケースもあります。また、その電話受付対応・工事担当への指示などの職員コストも大きな課題として挙がっています。
そのような問題を解決するため、第一段階として、民間企業と共同で取り組んできたバスローションシステムの開発ノウハウを活かし、市と市民間の報告・返答のやりとりをWEBシステム化することを目標に、システムの試験運用を行ってきました。
 
システムの構成は、一般のSNSによる共通認証サービスを用いて、市民の個人情報は収集せずに投稿・返答のやり取りを可能とする仕組みを実装し、地図・写真表示を行うことで簡単な投稿と市側での問題点把握の手助けになるよう工夫しています。
今後は、試験運用の結果、試用者からのアンケート調査等から課題を洗い出し、段階的な改善・発展を検討して、全市民に拡大した実証試験を目指します。
 
こうした共同研究のプロジェクトでは、学生が企業とのやりとりなども経験しながら、ソフトウェアづくりに臨みますが、サーバシステムやコンテンツづくり、さらに現地での社会実験まで全部に関わります。
 
私たちが目指すのは、ハードづくりではなく、それを使う人が快適と思うまでのトータルな「サービス」づくりなのです。



新しい光技術の実用化に向けて、当研究クラスターと手を取り合い、共に研究開発を行って頂ける企業様、また、関心・興味のある企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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